2010年7月6日火曜日

NoNature:“天地有機”=オーガニック

 ap bank fes.の出店者向けに書いた文章が、有機農業&オーガニックについて自分なりのイイまとめになっているので久しぶりにブログにアップします。

 週が明けたらap bank fes.現場入りで静岡県掛川です。今年も熱い夏になりそうです(笑)。

















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 こんにちは、南兵衛@鈴木幸一です。ap bank fes.のオーガニックフードエリアを初年度からコーディネートさせてもらっています。

 僕は色々なご縁があって、20年以上前に「有機」農業の世界に関わり始めました。やがて「オーガニック」という言葉も現れ、どちらもこの10年ほどで当たり前に使われるようになったのですが、最近「天地有機」という中国の漢詩の一節を知って、「有機」という言葉の深みに気持ちを新たにしました。

 「天地有機」は、「天地(てんち)」に「機(き)」、「有り(あり)」と読みます。天地=大自然には、「機(き)」=仕組みが「有」る、という意味で、現代では常識となった自然システムの循環を示したこの漢詩から「有機」という言葉が始まったと言われると、深い納得を感じたのです。

 ap bank fes.がオーガニックにこだわるのは、地球規模の環境問題を知り、僕たちの暮らしを振り返った時、あらためて自然、天然が本来持っている循環に寄り添い、そのチカラをしっかり活用した食べ物と僕たちのあり方を取り戻したいと願うからです。実は「オーガニック」もその語源は“オリジン”、物事の根本への追求を意味すると言われています。

 「有機」「オーガニック」どちらの言葉にも、天地自然を知り、より良い世の中を目指していきたいという願いがこもっています。

 これからap bank fes.本番に向けて、通常のお店や出店ではないだろうご苦労を色々おかけしますが、僕たちは出店者の皆さんと、こうした「オーガニック」が本質的に目指すものを共有して、より素晴らしい場を創っていきたいと願い、努力していくつもりです。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

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