気になっていた市民運動の現場でご縁のあった大先輩お二人のブログを続けてのぞくと、二人は共に重篤な病床の身。自分の残り時間に自覚的にもなられ、お二人のブログと現在は、僕に自分の人生の後半をつらつらと考えさせてくれます。
お一人は、90年代の10年間「アースデイ」が日本に根付き広がる種まきをし続けた市民運動家「須田春海(すだはるみ)さん」。
ブログはこちらです。
http://shunkais.typepad.jp/blog/
80年代から、市民運動全国センター世話人として活動され、その流れの中で90年に世界的な呼びかけがあった「アースデイ」に呼応し、日本での運動を先導した張本人が、この1年半は難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)で病床に伏されています。
もう一人は、「せんだい・みやぎNPOセンター代表理事」の「加藤哲夫」さん。
ブログはこちらです。
http://blog.canpan.info/katatsumuri/
仙台の伝説的なエコショップ「ぐりん・ぴいす」、さらにやはり伝説的な地方市民出版社「カタツムリ社」で大活躍し、80年代から90年代の自然食業界、市民運動の世界ではよく知られた方です。90年代半ばから徐々に「新しい市民社会のシステムづくり」へと軸足を移されて今に至ります。
加藤さんとはこの1年ほど、活発にやり取りして、1年にわたるミニ勉強会の企画などをご一緒している最中でしたが、夏以降2度に渡る入院となり、リアルタイムでその病状進行と入院生活をウォッチすることになりました。
須田さんが68歳、加藤さんが61歳。お二人とも市民社会の前進と熟成に人生を掛けてきたと言って大げさでない経歴の持ち主。往時には相当な仕事量をこなされていたと思われます。加藤さんなどはつい半年前のやり取りでもその忙しさはあ然とするほどでした。
そんなお二人が、それぞれ病床の身となり、日々を綴るブログの言葉もどこか共通する空気があり、身につまされます。(早すぎますね(笑))
「大先輩たちの切り開いてくれた道をさらに」という想いと、40歳を過ぎ自分の後半生を想い始めた(ワーカーホリックな)自分に引きつける気持ちと。
これからも、お二人のブログを読んでは、時々考える自分なのだと思います(苦笑)。